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東条のあんず

信州松代東条の杏

松代に杏が植えられたのは江戸時代。松代藩真田家第三代当主幸道公に嫁がれた宇和島藩伊達家の豊姫様が当時「唐桃」と呼ばれていた杏の苗木をお持ちになり、あちこちに植えられたのが始まりです。東条が杏の一大産地になったのは、終戦後桑畑を杏畑に切り替えてからの事。今では奇妙山の麓に広がる山裾に数千本の杏が植えられ、4月に花を咲かせ、6月には実をならせています。

 東条は傾斜地のため水はけがよく、杏の生育に適していて、その実は味もよく、生食用としてよく知られているハーコットの品質は日本一、早生種の山形三号、中生種の新潟大実、晩生種の信州大実も生のまま食べられるおいしい杏です。

 杏はジャムなどの加工用として知られていて、「生で食べられるの?」と驚かれる人も多いのですが、初夏の季節にマッチしたさわやかな果物でもあります。

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